実際のエンコード作業は以下のようになる。
まず,起動すると図2.10で示す画面が表示される。ここでは,エンコード元のファイルの指定,出力先の指定をする。今回は,Live放送を行うため,エンコード元をMedia Deviceとし音と映像をとるのでCapture video,Capture Audioにチェックを入れてる。出力先はLive Briadcastとし,データの配信を行うRealServerのアドレス,RealServerで使用するポート番号,そしてファイル名を入力している。またファイルは配信するだけでなく,保存もできる。
Username,Passwordというのは,RealServerの機能を利用して配信を行う権限を取得するために必要となる。
ここでOKを押すと図2.8の画面となる。ただし,図2.8ではすでに2つの画面に映像が映し出されているが,これはエンコードしはじめてからのものである。前の画面からOKを押した直後は,右側には何も表示されていない。これは右側の映像がエンコードされたもののチェックに使用するためである。
さらに,Target Audienceで想定するクライアントの回線状況を2つまで選ぶことができる。ただしこの機能は,File TypeによってMulti-Rate SureStream(TM)-RealServer G2を選んだ時だけであり,Sigle-Rate File - Webserverを選んだときには使えない。