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はじめに

製造技術が発達した現在において,物質の特性を知ることは大変重要である。そ の特性を知る手法に数値解析があり,その内の有限要素法は広く用いられてい る[1]。有限要素法では,まず解析モデルの設計を 行い,設計したモデルを要素分割する必要がある。この要素分割は数値解析にお いて大変重要な部分であり,分割の仕方によって解析結果が変わってしまう [2]。

現在,要素分割等を自動的に行い解析モデルの設計補助や結果の表示をするツール (Pre-Post Processors)がいくつかあるが,そのほとんどは商用で,高 価なうえに機能が複雑になってしまっている。そこで,より低コストで操作性に 優れたPre-Post Porcessorsの開発を試みた。




Kazuhiro Nishimura 平成16年2月26日