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RealServerのインストール

以下にRealServerのインストール手順を示す。

  1. RealNetworks社のホームページからRealServerをダウンロードする。

  2. ダウンロードする際にメールアドレスを聞かれているので,そのアドレス宛にライセンスキーとなるファイルが添付されているメールが届いているはずである。このライセンスキーとなるファイルを適当なディレクトリに置いておく。

  3. g2_7_0update1-linux-c6.binを実行する。

    このとき以下のようなエラーメッセージが表示される場合がある。

    g2_7_0update2-linux-c6.bin: error in loading shared libraries: g2_7_0update2-linux-c6.bin: undefined symbol: __eh_pc

    これはCのライブラリのバージョンが違うために起こるエラーである。libstdc++.so.2.8.0には__eh_pcが存在するがlibstdc++.so.2.8.1.1にはこのシンボルがない。バージョンが上がったために起こるエラーである。これを解決するために/usr/lib以下にlibstdc++.so.2.8.0を移動しlibstdc++.so.2.8libstdc++.so.2.8.0にシンボリックリンクさせた。

  4. インストール途中でライセンスキーを聞いてくる。このときライセンスキーとなるファイルのパスを指定する。

  5. この後,"インストールディレクトリ","RealServerの管理者ID","RealServerの管理者IDのパスワード"の順で聞いてくるのでそれぞれ入力する。

  6. PNM(Progressive Networks Audio),RTSP(Real Time Streaming Protocol),HTTPのポート番号の設定をする。デフォルトの値で普通は構わない。むしろへたに設定すると,後々面倒なことになる可能性もあるためこのままにしておくことを勧める。


    表 2.4: 使用プロトコルとポート番号
    プロトコル名 ポート番号
    PNM 7070
    RTSP 554
    HTTP 8080

    また,PNM,RTSPは以下のようなプロトコルである。

  7. 最後に終了するかやり直すか聞いてくるので,これで構わないのであればF,やり直す場合はPを押す。

この後,ライセンスについて書かれたファイルが開かれる,内容に同意するのであれば使用することができる。

RealServerをインストールしたディレクトリを/RealServerとすると,このディレクトリ内のrmserver.cfgを引数にし以下のコマンドで起動する。rmserver.cfgは設定ファイルなのでこれは必ず読み込ませなければならない。

/Bin/rmserver rmserver.cfg

しかし,起動する際にもエラーが起こった。エラーメッセージは以下のようになった。

"You appear to be running on a system with an invalid /etc/hosts file. Many Linux installations ship with an incorrect /etc/hosts. Please fix the /etc/hosts file as described in the server's README file or add a valid IPBindings list to the server's configuration file and start the server with -ignore-etc-hosts-problems (or -iehp)."

このエラーメッセージがでた場合,/etc/hostsの書式がRealServerが理解できる形式ではない可能性がある。その場合は書き換えなければならない。筆者は以下のようにした。133.xx.xx.xxにはローカルIPアドレスをいれた。

127.0.0.1 localhost localhost. localdomain

133.xx.xx.xx kenny


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平成15年3月14日