ブラウザ上で動画,音声等のマルチメディアファイルの再生が可能となっている。
ブラウザ上でのマルチメディアファイルの再生方法で,今回は<object>タ グと<embed>タグを利用した。それぞれの使用方法を以下に示す。
今一番多く利用されているのはこのタグである。NN 2.0で独自拡張されたタグだ が,IE 3.0でもサポートされた。
様々なマルチメディアファイルを再生するが,貼り付け方やオプションはプラグ インによって異なる。再生回数の指定やコントロールの表示など様々なオプショ ンがある。
下記はwavファイルを再生する時の例である。
<embed src="xxx.wav">
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HTML4.0では,<embed>や<bgsound>は好ましくないタグとして, <object>を使用するように推奨しているが,プラグインに依存した記述に なってしまうので,あまり利用されているケースは少ない。
下記の例は,CreshendoというプラグインでMIDIファイルである/tt "xxx.mid" を再生する時の例である。
<object id = Crescendo classid = "0fc6bf2b-e16a-11cf-ab2e-0080ad08a326" height = 55 width =200> <param name ="song" value = "xxx.mid"> </object> |
これらのタグを使ったページの動作の確認をしたところ以下のようになった。
以上の結果から<embed>タグを使用する方がより再生される可能性が高い ことがわかる。しかし,<embed>はNNの独自拡張であり,HTMLの正式なタ グではないことを考えると,今後は<object>タグの使用が標準とされるは ずである。現時点では,とりあえずどちらのタグも使用しておく方が望ましい。
以下は今回,動画配信で使用したHTMLファイルである。
<HTML> <HEAD> <TITLE>PendulumLive</TITLE> </HEAD> <BODY BGCOLOR="FFFFFF"> <CENTER> <P> <P> <!-- <H2>単振り子学習支援システム</H2> --> <P> <! objectは推奨 /!> <OBJECT ID=video1 CLASSID="clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA" HEIGHT=180 WIDTH=240> <PARAM NAME="controls" VALUE="ImageWindow"> <PARAM NAME="console" VALUE="Clip1"> <PARAM NAME="autostart" VALUE="false"> <PARAM NAME="src" VALUE="live.ram "> <! embedは元はnnの独自拡張 /!> <EMBED SRC="live.ram" type="audio/x-pn-realaudio-plugin" CONSOLE="Clip1" CONTROLS="ImageWindow" HEIGHT=180 WIDTH=240 AUTOSTART=false> </OBJECT> <P> <OBJECT ID=video1 CLASSID="clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA" HEIGHT=125 WIDTH=275> <PARAM NAME="controls" VALUE="All"> <PARAM NAME="console" VALUE="Clip1"> <EMBED type="audio/x-pn-realaudio-plugin" CONSOLE="Clip1" CONTROLS="All" HEIGHT=125 WIDTH=275 AUTOSTART=false> </OBJECT> </CENTER> </BODY> </HTML>